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ビットコイン(BTC)の概要
ビットコイン(BTC)は、暗号資産の中で最初に誕生し、世界で最も流通している有名な暗号資産です。2008年に、サトシ・ナカモト(Satoshi Nakamoto)という匿名の人物(またはグループ)が、ビットコインの論文を出したことが暗号資産の始まりと言われています。
論文の中でサトシ・ナカモトは、銀行などの中央機関を必要とせずユーザー同士が直接取引を行うことができる分散型の「ピアツーピア(P2P)ネットワーク」を構想し、ブロックチェーンと呼ばれる連鎖状のデータ構造を活用することで、ネットワークの信頼性が向上すると主張しました。この論文がビットコイン、ひいては現在の多くの暗号資産の基本となる原則を提供したといえます。
ビットコインの取引記録は一定期間毎にブロックチェーンに追加され、マイニング(採掘)の際に情報の整合性が検証されます。マイニングは、英語の「mining」から来ており、「採掘」の意味を持つ言葉として広く使われています。
マイニングは、およそ10分程度で解けるように自動的に調整される数学的な問題を解くことでブロックチェーンへの記録権を得るとともに、報酬として一定枚数のビットコイン(BTC)を受け取ることができる仕組みになっています。マイニングを行う参加者のことを「マイナー(採掘者)」と呼びます。計算問題を速く解くことが記録権獲得の条件であるため、性能の良いコンピュータ資源を準備できるマイナーほどマイニングに成功し、ビットコイン(BTC)を得られる可能性が高くなります。これらの仕組みはプルーフオブワーク(PoW)と呼ばれています。
ビットコインの発行上限は最大2,100万枚と決まっており、約4年に1回発生する「半減期」というイベントの影響で定期的に新規発行量が減っていくこと(供給の制限が、金が地球上に限られた量しか存在しない状況に似ていること)が主な理由です。
供給量に制限があることから、ビットコインはインフレ耐性のある価値保存手段として活用できると考えられています。
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ビットコインを購入するメリット
ビットコインの購入には以下のメリットがあります。
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1つ目は、ビットコインは世界中で利用可能であり、国際送金が迅速かつ低コストで行えることです。通常の銀行送金と比較して手数料が低いため、送金が容易であるというメリットがあります。
2つ目は、ビットコインが従来の資産クラスとは異なり、資産のポートフォリオ多様化の手段として利用できることです。上述のように、リスク分散の一環として投資家が利用するケースも存在します。
3つ目は、将来的な実需の可能性です。2021年9月にはエル・サルバドルが、2022年4月には中央アフリカ共和国がビットコインを法定通貨として採用しました。米国では2022年9月にコロラド州で暗号資産での納税が可能になるなど、国家レベルでの利用事例は徐々に拡大してきています。より広く暗号資産が使われるようになった未来では、暗号資産の始祖ともいえるビットコインは、ほかの暗号資産に比べ、今まで以上に存在感を放つことが予想されます。
4つ目は、ビットコインを購入するための暗号資産交換所やプラットフォームが多数存在しており、暗号資産の中でも取引がしやすいことです。各種取引アプリを通じて取引もできるため、初心者でも取引しやすい暗号資産となっています。
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ビットコインの投資に当たってのポイント・注意点
まずは初心者が覚えておく点
まずは初心者が覚えておく点を挙げておくのでポイントポイントで思い出してみてください。
少額で行う。
最初は理解していない状態での投資となるでしょう。なので無くなっても良いという感覚の値段で行いましょう。10ドル、1000円でもビットコインを購入できるところが多いでしょう。張り付いてみていないとドキドキしてしまう額では他のことも手につかなくなってしまいます。そこからラッキーな人が現れるかもしれませんがかなり稀だと思います。
理論をもつ
最初はわからないので誰かの真似となりますが、どのような形が自分が投資する形に合っているのか見極めて行いましょう。
ガチャガチャしない、、、
間違えた、やっぱりこれは下がりそう(上がりそう)と思っても最初の理論通りに一定数、もしくは最初に決めた条件で止める。そうしないとまたやっぱり上がりそうだというと高値で買わされたりしている。売ったり買ったり頻繁にしない。
セキュリティの基礎はしっかりと
せっかく儲かったのに売る時にビットコインがない!という状況を避けるように、取引所から自分のフォレットにしまう。イーサリアム関連だと通信費用が高いのでSOL、BNBなどのブロックチェーンの暗号資産から始めるのが良いかもしれません。
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参考(外部)ビットコイン情報集めて勝手に予測
購入単位は1ビットコインづつではない。
ビットコインの価格(レート)が600万円と聞くと、高くてとても買えないと考える方もいるかもしれませんが、実際は1000円分、3000円分など、取引所の最小単位を超えていれば購入することができます。
大幅な価格変動リスクを理解する
ビットコインを含む暗号資産は大幅な価格変動のリスクが伴います。このリスクを理解せずに取引を始めると、大きな損失を被る可能性が高くなります。ビットコイン投資を始める際には、大幅な価格変動リスクを理解し、日々の価格変動に加えて大局的な視点を持って取引を行うことが大切です。長期的な目線を持つという点においても、ドルコスト平均法の活用は有効です。
ドルコスト平均法を活用してみる
ビットコインは価格の変動が激しいため、取引のタイミングでお悩みの場合は、取引可能な金額全てを一度に使って購入するのではなく、定期的に一定金額分のビットコインを購入する「ドルコスト平均法」と呼ばれる手法がおすすめです。ドルコスト平均法を活用することで、価格変動のリスクを分散でき、評価損益の振れ幅が一度に購入した場合と比較して小さくなります。暗号資産交換所(暗号資産取引所)で提供している「積立暗号資産」のサービスを利用すれば、自動でドルコスト平均法にて購入できます。価格の変動に一喜一憂せず、日常の生活におけるストレスも軽減されるでしょう。
詐欺、誤情報に注意する
ビットコインの投資には詐欺や誤情報が潜んでいる可能性があります。怪しいSNSアカウントからの誘導や、公式サイト以外への遷移など、さまざまな手法で詐欺が行われています。
怪しいと感じた場合は注意深く精査し、問題がないかどうかを判断してから行動する必要があります。
セキュリティ対策を行う
ビットコインはウォレットの中に保管されます。保有者がプライベートウォレットでビットコインを管理する場合には、自らの責任でセキュリティ対策を実施する必要があります。
一方で暗号資産交換所の口座で暗号資産を保管するのであれば、日本の暗号資産交換所は、顧客の資産について厳しい規制を順守して分別管理が徹底されています。仮に暗号資産交換所でハッキングが発生した場合でも、顧客資産をお守りするため様々な取り組みを実施しています。
税金について理解する
暗号資産の売買では、税金や確定申告について理解することが大切です。
併せて読みたい → ビットコインに投資する前に税金、確定申告を理解しておこう!
ビットコイン 始め方 買い方
暗号資産やビットコインの取引を始めたい場合、具体的に何を行う必要があるか解説します。
1.暗号資産(仮想通貨)交換所(暗号資産取引所)での口座開設
暗号資産の取引を始めるには、最初に暗号資産交換所で口座開設が必要です。国内には、多くの暗号資産交換所が存在し、それぞれ特徴があります。自身がどのようなサービスを利用したいかを整理し、どの暗号資産交換所を利用するかを選択します。まずは口座開設を行いましょう。
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2.KYC登録
自分の情報を登録して身元確認を行いOKをもらいます。日本であれば免許証、マイナンバーカード等の通常、他でも行っている内容です。
3.セキュリティ対策の2要素認証(二段階認証)
口座開設の後、セキュリティ対策のため、2要素認証を設定することをおすすめしています。取引所自体がハッキングされてしまってはしようがないですが、2要素認証を導入することで、万一悪意ある第三者によってログイン用パスワードが破られてしまった場合でも、第三者のログインを防ぐための抑止力となります。せっかく儲かっても盗まれてしまっては悲しいの一言に尽きてしまいます。。
A.メールでの認証
Eメールで認証番号が飛んでくるのでそれを入力します。
B.2FAアプリ
2FAアプリ(Google Authenticator,Authyなど)を使用して他人のログインを防ぐ。
4.暗号資産(仮想通貨)取引所への入金
次に、金融機関の口座から暗号資産交換所の口座への日本円の入金を実施します。これで取引所で日本円で暗号資産を買うことができます。
5.暗号資産の購入
下記のように日本円で取引できる暗号資産が値段とともに表示されています。例えば1ビットコインであれば10,484,114となっているので1ビットコインであれば1050万円程度で購入できそうであるということになります。もちろん0.1でも0.01ビットコインでも購入できます。
BitbankでのBTC/JPYペア
ビットバンクでのビットコインと日本円の取引ペアの画面です。こちらでビットコインを日本円で変えます。
- ビットコインの値段がどのように遷移してきたかの流れです。ローソクの形によって次がどのようになるのか予測できると言われています。
- ビットコインを売りたい人のリストが出ています。いくらで数はどれだけか。
- ビットコインを買いたい人のリストが出ています。いくらで数はどれだけか。
- 指値か成り行きか。指値の場合は自分で決めた金額で売り買いします。成り行きは自動的に値段を変えてマッチングするように取引を行なっていくので自分の意図しない場合もあります。自分のあった形にしましょう。
- 売り買いの選択
- 指値の場合の値段の入力です、①もしくは②から自分のしたい値段をクリックすれば自動で入力してもらえます。
- どれだけ買うか(売るか)です。1、0.1、0.001など。最低限を超えていればなんでもOKです。
- どのような値段になるかの予測が表示されます。
- 注文ボタン、注文を確定しに行きます。
日本円に戻した後
儲かっているから日本円にして確定しようという場合は、売ります。そうすると日本円になるのでまずは確定申告が必要あるのかを確認しましょう。そのあとは日本の取引所であれば日本の口座に、海外の取引所であれば日本の取引所→日本の口座という流れになるでしょう、海外であればデビットカードを提供しているところもあるので取引所内でデビットカード枠に変えて使えるようになります(あまり便利ではない)。
日本人のビットコインの買い方
日本では税金がかなりかかります。ですのでガチャガチャせずにサイクルを見て一回買ったら寝かす(手をつけない)である程度サイクルの高いところで戻すという方法がいいのかもしれません。
併せて読みたい → ビットコインに投資する前に税金、確定申告を理解しておこう!
結論
なんでも初めてはハードルが高く感じます。ましてや慣れていなければ新技術のビットコイン。何がなんだかわからないかもしれませんが今は半減期の前なのでいい時期なので?そんな時はやはり少額から始めておきましょう。理解し始めたら増やしていくのが良いでしょう。
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